リメイクされてる日本のホラー

2日前の夜、The Ring 2 を見に行ってきた。
うーん。いまいち面白くも怖くもなかった。
驚かせるパターンが1と一緒だったから、1を観てない千尋ちゃんは隣で怖がりっぱなしだったけど、あ、次くるな、って言うのがわかるんだよね。
そして怖がらせようと必死すぎるくらい死人の顔を映してたり。
そう考えると、やっぱ1は面白かった。
「え、ちょっと待って、それもうちょっと見せて」って言うところできっちゃうんだもん。
サマラも、結局は単なる固執しまくる狂気の権化でしかない悪霊、って言う風な印象を受けたし。(1や2の前半で見せるような彼女の生前のいろいろな感情を最後はまったく無視して終わらせたようだった。)


昨日の夜は The Grudge をビデオで観た。
これは呪怨のリメイク。監督も幽霊役の子供も(お母さん幽霊はどうだったかわかんなかった)日本版と一緒、舞台も日本、あの家もすべてオリジナルと一緒だったので、そして日本版の怖さを物足りなく思っていた私に「ハリウッド版はもっとすごい怖いらしいよ」と教えてくれた友達もいて、最初はすごく期待しながら見た。
オリジナリティーを保持しつつ、さらに怖さをグレードアップしたというのは、さてはThe Ring (1)を超えるか!? と。
日本の話の中にアメリカ版、という要素をよく織り交ぜていたとは思うけど、
同じ監督、同じ子役を使ったということが裏目に出た部分もあった気がする。
私と同じように、日本版に満足しなかった人たちは、同じ不満足感を持ったと思う。
あの子供がねー。ただパンダのようにメイクさせただけ、って感じがするんだよねー。
怖がらせるタイミングのテンポももうちょっと上げてもいいとも思ったし。
結論、結局ただの「アメリカ人用リメイク版」として終わったのでした。

ただ、石橋凌(この字だっけ?)が英語がうまいのにはびっくりした!
あの人はきっと、この映画のためだけに練習したんじゃなくて、もとから話せた人だよね。
言い方がスムーズでイントネーションがきれいだもん。


と、ここ最近のリメイク版2本に少し物足りなさを感じた数日間だったのでした。